■■■ 大島小学校大規模改造 ■■■





完 成

大分県の県南に位置する離れ小島。
そこに建つ小学校・中学校一貫教育?の為の施設。

ここは、今まで小学校の単独建物だったが、
小中併設の建物として生まれ変わらせる為、思い切った
イメージチェンジを図った。
改修前




総 括

耐震診断により、構造体自体の安全性は認められたため、
大規模改修による建物のリニューアルにより、よみがえらせる手法と工法を選択した。

RCの柱・梁・スラブ・壁の骨組みはそのままで、
内・外部の仕上げ部分のお化粧直しと、間仕切り変更によりイメージと機能性の一新を図った。

何を持ってイメージの一新か?
私の答えは「整形美人」であった。
生まれた身体を傷つけるには確かに抵抗はある、しかし今後何十年かを生きて行くうえでの生まれ変わりは、今回仕方のない選択ではなかったかと考えた。

この物件の受注は、さかのぼること2年前、
鶴見町、議会で議論されていた「再生事業」へのプレゼンテーションでの受注であった。
小中一貫教育(実際は少なくなった児童+生徒の統合)のできる場が条件であり、
将来、最悪廃校なった場合の建物の生き残りも条件であった。

夏から秋にかけては、台風の通り道にもなる島である。
もちろん「風、潮」対策は講じているが、想定外もあり得る。
が、文部科学省の補助を受ける以上過剰なまでの設計は出来ない仕組みになっている。
その範囲内でどこまで予算内の設計を行なうか、
我々建築家のギリギリの鬩ぎ合いなのである。

四ヶ月間(私は週一回程度)の監理だったが、
施工業者の方々は雨、風、波、寒波にもめげずに毎日の通勤であった。
頭の下がる思いである。

建物は、延べ何百人〜何千にの作業員の方々で造りあげられていくものである。
今回ほど離島での工事で、携わった作業員の方々へ、労いの気持ちを持ったことはなかった。

お蔭で、総合的には大変満足のいく建物を地域住民へプレゼントできたのではと思っている。


Before After
玄関前(ポーチ) 玄関前(ポーチ)
ポーチから旧音楽室前 ポーチから旧音楽室前
グランド側 グランド側
南側広場(旧理科・家庭科室前) ランチルーム+図書コーナーとして再生
体育館への渡り廊下的意味合いを持たせたウッドデッキ
玄関ホールから中庭を望む その中庭をウッドデッキにて再生
一階廊下
職員室前から西側教室方向を望む
一階廊下
新メディアルーム方向を望む
一階・二階の前手洗い場 同位置を一階のみベンチコーナーとして再生
旧理科・家庭科室 ランチルーム&図書コーナーとして再生
二階の前教室 二階の新教室
前教室 特別教室へ再生
以下改修後のご紹介
南側広場 南側ウッドデッキ
玄関ホール 校務センター
二階教室コーナーから階段室を望む 一階廊下から階段
右のドアが南側ウッドデッキへ